9月8日(金)に開幕したさっぽろオータムフェスト2023は、大盛況の中、9月30日(土)に閉幕しました。
札幌市中央区大通公園で9月30日に閉幕した道内最大規模の食の祭典「2023さっぽろオータムフェスト」実行委員会は2日、来場者数が前年比1・5倍の238万人となり、過去最多だったと発表した。
来場者数は過去最多となったそうで、その要因として
- 天候に比較的恵まれたこと
- コロナ対策緩和に伴う国外からの観光客増加
が挙げられてますが、通り雨が結構多かった印象で、要因としては後者の比重が大きな印象です。
記事では国外からに限定されてますが、私の印象では国内からの観光客も相当多かったように感じてました。
3年ぶりの開催となった昨年にはあった入場制限などの感染対策も撤廃されたのも大きかったように思います。
こちらに過去5回(2016~2019年、2022年)の来場者数が載っていますが、その中で最多だった2016年の237.2万人だったんですね。
来場者数が過去最多となった さっぽろオータムフェスト2023を、美味しかったものたちを交えて、おなかいっぱい振り返りますよ( ゚∀゚)o彡°
■各会場振り返り
8丁目:さっぽろ大通ほっかいどう市場
「北海道の味と魅力のショーケース」をコンセプトに、北海道内の市町村、団体約80ブースが出店。
4期に分けて入れ替え出店するほか、通期(23日間)の出店エリアを設け会期を通して開催。
「さっぽろ大通ほっかいどう市場」を会場名に、各地のふるさとの味や特産品など「北海道の味覚」を提供します。
今年は海鮮系を意識して食べようと思った初老男子。
左:猿払村のホタテ串焼き 600円、右:森町のホタテバター串 500円
どちらも甲乙つけ難い美味しさでしたが、猿払村の方がホタテ自体の素材の味を感じましたかね。
中国への輸入停止により苦境が伝えられているホタテですが、その分を補って余りあるほどの国内需要はありそうですから、食べることで応援していきたいですね!
牡蠣も久しぶりに満喫。
左:厚岸町の焼き牡蠣(400円×2)
厚岸町の牡蠣は1個が大きいのが特徴で久しぶりにいただきましたが、牡蠣の甘みが半端なくて王道の美味さでした。
中:釧路町の焼き牡蠣 2個 800円
仙鳳趾(せんぽうし)牡蠣と呼ばれるブランドで、牡蠣で有名な厚岸町と同じ厚岸湾で獲れるからなのか、大粒な身な特徴も同じ。
初めていただいたと思いますが、厚岸町に負けず劣らずな大きさ、美味さで新しい発見でしたね。
右:浜中町 蒸し牡蠣(2個) 600円
他の2つと味は劣ってませんが大きさが...と食べたときは思いましたが、お値段的には妥当なんでしょうね。
夕張町の夕張愛渓メロン(500円)
赤肉メロン好きとしては夕張メロンは外せません。
夕張メロンのカットメロンを食べよう!と見たら2種類あり、店員さん曰く固さはあるけど甘味が強いという夕張愛渓メロンをセレクト。
少し調べてみると、夕張愛渓メロンというのは品種名で高い糖度が特徴だそうです。
食べてみると確かに固さはあるものの、赤肉メロンの甘みが強く感じられて美味でした。
夕張メロンにもさまざまな品種があることを知ったさっぽろオータムフェスト2023です。
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ここまで海鮮系、果物とこれまでのオータムフェストであまりいただいてこなかったものを紹介しましたが、もちろん肉もいつも通りたくさんいただきましたw
一品だけ紹介。
塩ダレも選べましたが、お勧めの秘伝ダレをセレクト。
サイコロステーキのようなラムってなかなかいただけないですが、脂身多めで柔らかく、ナニコレめっちゃ美味いじゃないですかやだー( ゚∀゚)o彡°
と心躍りながら美味しくいただきました。
ラム肉自体はよくいただきますが、こういうサイコロステーキであったり厚切りのものは普段あまりいただけないですからね...より美味しく感じますw
過去最大の出店数!道内各地の豊かな食をご提供します
5丁目会場では、安心・安全な「道産小麦を使ったおすすめグルメ」と「北海道のご当地食」をお届け。
他にも、毎年おなじみの「HOKKAIDOラーメン祭り」や、2022年大好評だった「札幌カリーキングダム」など、さまざまなエリアで会場を盛り上げます!
今年は5丁目会場の一角に麦かおるグルメというコンセプトのエリアがあり、その中の一店舗が期毎で別のたこ焼き屋が出店するようで、札幌でたこ焼きという物珍しさが興味を引き、全店舗いただいてみました。
左:ジャンボたこ焼き 八っちゃんのジャンボたこ焼き(750円)
中:たこ焼鉄板酒場うツボ2 たこ焼き3種盛り 1200円
右:たこ焼き ころころ ソースマヨ 600円
今回いただいた中では、最後のたこ焼き ころころ ソースマヨが満足度が一番でしたかね。
勝手に6個入りだと思っていたので5個入りなのは意外でしたが、たっぷりとタコが入っていて外カリっ中フワで大変美味しかったです。
昨年に続いての開催となった札幌カリーキングダム2023。
今年は2回いただいたんですが、スープカレー文化な札幌で近年お店が増えてきたスパイスカレー。
いろいろなお店でいただきたくなったのが、さっぽろオータムフェスト2023での収穫の一つですかね。
5丁目と言えばこれ!なHOKKAIDOラーメン祭り2023 in さっぽろ。
左:すっごいししゃもだしラーメン@めぐみ水産
右:函館ブリ塩ラーメン@函館朝市 地ブリショップ
毎度おなじみなお店の名前が並ぶ中で、ラーメンの素材として目新しかったのがししゃも、ブリを使った一杯。
今時点の完成度としてはブリに分がありますが、ししゃもの方は劇的によくなる可能性を秘めた伸びしろのある一杯に感じました。
10丁目:産地とあなたをつなぐお肉じゅっ丁目
今年もお肉の人気店が勢揃い!ファーマーズマーケットも開催!
牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉など、お肉がたっぷりの10丁目会場。今年も道内各地から人気店が集結。
また、札幌や石狩の産地直送の新鮮な野菜を販売する「ファーマーズマーケット」も開催。
街ナカアウトドアの楽しい雰囲気と美味しい料理でぜひお楽しみください。
10丁目会場は毎度おなじみ、肉劇推しなお肉じゅっ丁目。
そういえばいつ始まったんだっけ?
と調べたら2016年と私の思っていたよりも歴史ありましたw
あくまで個人的感想ですし、この会場だけに言えたことではありませんが...玉石混交な印象が強いお肉じゅっ丁目。
今年は引きがよかったようで、いただいたものどれも当たりでしたかね。
北海道焼肉 かねうし の 知床牛焼肉 1000円。
程よくサシが入っている牛肉は、程よい柔らかさで赤身の味わい深さもあり、タレも好みで、期待値を上回る美味さでした。
こちらは、BistroKitchen TAKERU
しまさき壮健牛のスライダーバーガー 1200円。
一度いただいて見たかったんですが...インスタ映えするルックスであるが故に私のようなおっさんが買うのはちょっと恥ずかしくて...買うのに勇気がいったのはここだけの話でお願いします( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
しまさき壮健牛は道東別海町のブランド牛なんですね。
ミニハンバーガーが二つ刺さった状態での提供で、それが映える見た目なんですよね。
最初どうやって食べ始めればよいか戸惑いましたが、思ったよりもボリュームがあって、肉々しいパティも美味しくて、映え系に留まらないクオリティを感じつつ、底にから出てきたポテトも美味しくいただきました。
6丁目:食と音楽 奏デリシャス!
生まれ変わった6丁目会場『食×音楽』のハーモニー
UHBの番組と地元の人気店のコラボによる、
北海道の素材を活かしたここでしか味わえない数々のメニューが登場!
上質な「グルメ」と、UHBがプロデュースする「ステージコンテンツ」。
落ち着いた心地よい空間をお楽しみください!
今年、少しコンセプトを変えてきた6丁目会場。
まあ、食べることしか興味がない私にはあまり変わらなかったように思いますがw
The KURTOS Bee.のクルトシュミニ チョコクリーム 400円
今年6丁目会場でいただいた中では一番記憶に残っている一品。
クルトシュというのはハンガリーの伝統的な焼き菓子だそうで、外側がパリッとしていて中はもちっとしており、まぶされたシュガーの甘みが美味しさを引き立てている印象。
今回は無難にチョコクリーム、甘さとの組み合わせにしましたが、しょっぱいものとの組み合わせも美味しそうな印象で、メニューにあったキーマカレーとの組み合わせもいただいてみたかったですが...
4丁目:IN4(インフォ)スクエア ~オータムフェストの魅力大集合~
オータムフェスト各会場の情報を発信するエントランス会場!
北海道の定番メニューをはじめ、北海道産のお肉・魚介類・おつまみ、
そしてシメのスイーツまでバラエティ豊かなお店が大集合!
様々なドリンクが楽しめる『WELCOME SAKABAR』に加えて、『o.tone屋台横丁』・『札幌美食デリ by poroco』・『スイーツストリート』が登場し、札幌のツウなお店や美食もご紹介します。
噴水を囲むように立ち席が設置されており、ふらっと立ち寄ってのいただくのに適していて私好みの会場です。
雨のち晴れ 澄川本店の真たら白子天ぷら(真たち天ぷら) 1300円
夜飲みに行かなくなって久しいのですが、以前は飲み入った際によくいただいていたたち天。
注文を受けてから揚げるということで揚げたて熱々でした。
ちょっと火を通し過ぎで塩加減も控え目な印象でしたが、久しぶりのたち天堪能できました。
左:中華そば カリフォルニア 醤油煮干しそば 900円。
右:らーめんさかい 鶏そば味噌 1000円。
オータムフェストでラーメンと言えば5丁目会場ですが、毎年どこかの会場でそことは一線を画すクオリティの一杯が提供されていて、今年はそれが4丁目会場でした。
前半/後半で入れ替わったお店いずれも地域を代表する繁盛店ですが、お店でいただくのと変わらない絶品の一杯に、作り手のプライドが垣間見えました。
■私が選ぶ、さっぽろオータムフェスト2023 No.1
8丁目:さっぽろ大通ほっかいどう市場
美唄市のブースでいただいた エゾシカバーベキュー800円 がさっぽろオータムフェスト2023の私的No.1です。
キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
一口いただいてあまりの美味しさに心の中で絶叫しました。
臭みのないラム肉を食べているような食感で、噛めば噛むほど味わい深く飲み込むのが惜しくなる美味しさでした。
串で800円とお値段はお高めですが、肉厚でボリュームがあり、これだけの美味さですから逆にお安く感じました。
エゾシカ肉は初めて食べたんですが、臭みを消すのがなかなか難儀らしいってのは知っているので、一切臭みを感じさせない味わいに、今後エゾシカ肉をいただくことがあってもこれを上回るのには出会えないんじゃ...
いわゆる食わず嫌いってやつだったエゾシカ肉への印象を一気に変えてくれたぐらいの美味しさで、これからいろいろ食べていきたいなと思えるようになったのが、さっぽろオータムフェスト2023での一番の発見でした。
次点は11丁目:PRECIOUS TABLEでいただいた一品。
大人のくつろぎの場で、プレシャスなひとときを。
今年の「11丁目会場」のテーマは『PRECIOUSTABLE(プレシャステーブル)』。
有名店の味が楽しめる例年の人気コーナー「シェフズキッチン」を中心に、
前菜、メイン料理、ワイン、デザートにお土産まで一通りのメニューが揃った、
会場全体が「フルコース」となるような会場です。
お値段的に買うのに相当勇気がいったのですが...買って後悔なしでしたよ( ゚∀゚)o彡°( ゚∀゚)o彡°
ホンキでなまら厚切りなジンギスカンは味付けも絶品で、購入から提供まで結構な時間を要しましたが、これだけ厚切りなら火通るのも時間かかるよね...と納得しながら美味しくいただきました。
ボリュームも十分あって大満足でした(*´ο`*)=3
そういえば、すすきのにこういう名前の有名店があったのを思い出して買ってみたんですが、噂に違わぬ美味しさでした。
混んでいるんでしょうけど一度お店でもいただいてみたいですね。
■総括
国内外の観光客で平日午前中から賑わう
今年は平日に伺う機会が多かったんですが、平日午前中からの賑わいが以前よりも明らかに目立ちました。
仕事をリタイヤされた高齢者や小さなお子さま連れの女性グループもいましたが、観光客風情の方が目立った印象です。
中でも、中国以外のアジア圏からが多かったのがこれまでになかったように感じました。
札幌市民が多く訪れた、知る人ぞ知るさっぽろオータムフェストも、回数を重ねるにつれ知名度が増して、いまや国内だけでなく海外からの観光客も多く訪れる、札幌を代表する秋の一大イベントになったことを実感させられました。
平日休みとってオータム満喫とか、その内難しくなるかもしれませんね( ´Д`)=3
財布の紐を気にしてたら楽しめない
札幌ラーメンショーの時も感じたことなんですが、物価高騰の影響が色濃く表れていて、今までと同じ予算規模で考えてしまうと食べられるものがホントに限られてしまうぐらいの値上がりでした。
私も歳を重ね量も食べれなくなったので、予算規模を増やすと同時に、量より質ということで一品におカネをかけるようにしたのですが、明らかに満足度に違いがあって、来年のために今からオータム貯金(注:オータムフェストで食い倒れるための貯金w)を始めようと心に誓いました。
今年もさっぽろオータムフェストを大いに堪能しました。
ごちそうさまでした。